2016/07/23(土)~24(日)SMC & サマーキャンプ
こんにちは。SMCのMasudaです。 遅くなりましたが、先週の土日にわたって行われた、SMC定例会とサマーキャンプの様子を報告します。
~定例会~
1日目の午前中は、小山公民館で定例会を行いました。こちらには、Keiさん、Yokoさん、Yamazakiさん、Kanekoさん、Takahataさん、Masudaに加えて、サマーキャンプに同行されるYuichiroさん (Keiさんのお兄さん) が参加してくださりました。ConductorはYokoさん、LecturerはKeiさんで、会はLecture、Prepared speechだけのショートバージョンでした。
ConductorのYokoさん。
◆ Lecture
Keiさんより、”ever”の使い方についてLectureをして頂きました。“ever”を使いこなせると、英語がよりこなれた風に聴こえるそうです。
さて、以下の5つの例文のうち、”ever”の使い方が間違っているものはどれでしょうか?
1. I have ever been to Hawaii three times before 2. This is the biggest event ever. 3. I wonder if we could ever reach the distination. 4. Whoever said that?
5. Do not ever do that again.
答えは1番です。”ever”は肯定文 (affirmative sentence) では使わないそうです。
これに一同納得しましたが、Yokoさんから、”as … as ever”の構文では、肯定文にも関わらず”ever”を用いているのは何故だろうかと疑問が出ました。
結局、会の中では答えは分からずじまいでしたが、このような英語の謎を議論できるのはSMCの面白いところですね。
◆ Prepared speech
今回は、Takahataさん、Masuda、Yamazakiさん、Kanekoさんの4名がスピーチを行いました。
- Is school life in the countryside enjoyable? (Takahataさん)
北海道ご出身のTakahataさんですが、今回は子ども時代の田舎暮らしをテーマにスピーチをされました。小学校低学年までは二風谷村で過ごしたのち、登別に引っ越されたそうです。
低学年時代は、お父さまが小学校の先生でTakahataさんの担任だったそうです。先生として宿題カードを出し、家に帰ると親としてカードにサインをするというような不思議な関係だったそうです。人口の少ない町ならではのエピソードですよね。
- Thinking Japan from “Ryoma-ga-yuku” (Masuda)
司馬遼太郎の歴史小説「竜馬がゆく」を読んだ感想をスピーチにしました。 坂本竜馬 (龍馬)といえば、明治維新の立役者として有名ですが、彼は、外交や民主主義政治に関して当時としては非常に先駆的な思想を持っていました。これを読むと、今の日本と幕末期の情勢・世論がどこか似ているような気がします。竜馬が今の日本にいれば、彼は一体どんなことを思い、どのように行動するのだろうかと想像してしまいます。
- How to efficiently work on vocabulary building (Yamazakiさん)
現在お仕事をされている、塾での英語教育の中で感じられたことをスピーチにされました。生徒さんたちのボキャブラリーの低さや、英語に対する苦手意識から、日本の英語教育の方法に問題点があるのでは?という主旨です。
Yamazakiさんご自身も最近特に意識して取り組まれているボキャビル (= vocabulary building) に関して、やはり教科書を通じた勉強だけではなく、On the Job Trainingが重要であることは間違いありませんね。
- in prompt (Kanekoさん)
Kanekoさんの住まわれている上溝で開催される「上溝夏祭り」の様子を即興でスピーチにして下さりました。神輿の渡御が名物だそうです。「神輿」は英語では”portable shrine”と呼ぶそうです。言われてみると納得ですが、なんだかfunnyな呼び方ですね。 今年はSMCのサマーキャンプと同じ7/23(土)・24(日)での開催だったそうで、「田名の花火大会」、「橋本の七夕まつり」と合わせて、神奈川県北部の三大夏祭りに数えられるそうです。
久しぶりにTakahataさんが復帰されました!
~サマーキャンプ~
午後からは、「神奈川県立 愛川ふれあいの村」へ移動し、サマーキャンプに移行しました。
施設は小高い山の上に位置し、避暑地に来たように過ごしやすい気候で、合宿には打ってつけの場所でした。せっかくですので、少しだけ施設の様子をご紹介しましょう。
宿泊したロッジ。夜は二段ベッドで 睡眠をとります。
建物のわきには白樺が生えています。ほかにも紅葉並木やしだれ桜など、どの季節にも綺麗な風景に出会えることでしょう。
会場の会議室はこんな感じ。黒板と教卓があって小学校みたいですね。
さて、本題のキャンプは以下のようなスケジュールで行われました。各自が数十分のLectureを行ってタイムテーブルを回してゆきます。余った時間はTable topic speechに当てられ、1日みっちり英語漬けです!!
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7/23
14:00 Lecture 1 (Masuda)
15:00 Lecture 2 (Takahataさん)
16:00 Game 1
17:00 Lecture 3 (Yamazakiさん)
18:00 Supper
19:00 Lecture 5 (Yokoさん)
20:00 Lecture 6 (Keiさん)
21:00 Bath & Bed
7/24
07:00 Breakfast & Cleaning
09:00 Lecture 7 (Yuichiroさん)
10:00 Discourse
11:00 Debrief & Departure
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それでは、それぞれのLectureを簡単に振り返ってゆきましょう。
- "THE SEVEN AGES OF MAN" from As You Like It by Shakespeare (Masuda)
ShakespeareのAs You Like Itから非常に有名なスピーチを取り上げ、それを役者のように演じるというLectureでした。
アメリカの有名な俳優のMorgan Freemanのスピーチをお手本に、英語のスピーチのリズムや強弱、間の取り方を勉強しました。
題材としたスピーチはこちら↓
Youtube (Morgan Freeman--Seven Ages of Man, 2010/01/13) より転載。
- Takahataさん
前半は「諺を英語にするとどうなるのか」の穴埋めクイズ、後半はTakahataさんが参加されているAmnesty International (http://www.amnesty.or.jp/) の活動に関する文章を日→英、英→日に訳すという二本立てのLectureでした。
特に、前半はSMCでも学ぶ表現が多く、良い復習になりました。Masuda本人としては、「針小棒大」 = "To make a mountain out of a (molehill)"が答えられず反省しました (つまり、モグラ塚から山をつくるということ)。
- Surrendering Car Keys (Yamazakiさん)
NHKのラジオ番組「実践ビジネス英語 (杉田敏さんら)」から、"Surrendering Car Keys"、すなわち「車の鍵 (免許) を諦める」ということで、「親が高齢者ドライバーになったとき、彼らに免許を返上させるにはどうすればよいのか」をアメリカの若者が議論している内容を題材に、文中の表現を別のものに置き換えるというLectureでした。
参加者の中にも近親者の方が高齢で、という方が多く、内容そのものに関しても議論が盛り上がりました。
- Yokoさん
文章を読みながら、意味が通るようにブランクの穴を埋めてゆくLectureでした。1つめはJazzミュージシャンのLouis Armstrongについて、2つめは"Ten easy ways to make friends"という内容でした。
- Keiさん
教科書に載っている、ユーモアの入った短いストーリーを聴き、どこが面白いポイントだったかを理解するLectureでした。
- Yuichiroさん
受動態 (passive voice) に関するLectureを即興で披露してくださりました。
まずはじめに、日本語とは異なり、英語では能動態 (active voice) を積極的に用いる理由を民族的な観点から説明して下さり、そんな中でも受動態が用いられる場面を3つ紹介してくださりました。
1. The subject is unknown.
2. The subject is not important.
3. Orders are from old information to new information
YuichiroさんによるLectureの様子。
全てのスケジュールが終了し、最後は各自がひとことずつ挨拶をして今回のサマーキャンプは終了です。
終始英語漬けで頭をフル回転させ、わたしはクタクタになってしまいました。それだけ有意義で経験値を積むことのできるとても貴重な経験でした。また来年以降にも開催して定期的なイベントにしたいですね。
出発の前に皆さんで記念撮影。
お疲れ様でした!!次回の8/13(土)のSMCでお会いしましょう。
Masuda